TABATABA

“異郷の作家”、ベルナール=マリ・コルテスの短編「タバタバ」。

深夜、気温40度。暑さが絡みつく中庭。どこでもないその世界の片隅で、2人ぼっちの姉弟が繰り広げる濃厚な25分。

コルテス/佐伯隆幸の圧倒的な劇言語、氷が演じるハーレー・ダヴィドソンのおそろしい純粋さと、滝本直子と山田宗一郎が執拗に格闘する。

作:ベルナール=マリ・コルテス 訳:佐伯隆幸 演出:川口智子

出演:滝本直子(劇団黒テント)、山田宗一郎

プロデュース:中村陽一 写真:遠藤晶

  恋人なんか要らないわ。夫なんか欲しくない。恋人なんて太陽みたいなものよ。

  熱っぽく暖めてくれればくれるほど、ひとのまわりを砂漠にするのよ。

  わたしは、砂利ばかりの砂漠の真ん中につくねんといる、  

  小さなサボテンみたいなものになんかなりたくない。

【上演歴】

2016年12月8日   一橋大学 主催:一橋大学

2016年12月11日 社会デザイン学会オープニングアクト 主催:社会デザイン学会

2018年6月10日   日本NPO学会 第20回大会 オープニングアクト 主催:日本NPO学会


Photo by Akira Endo

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